中華料理の基本・調理道具

中国料理では欠かせない調理道具を紹介致します。
锅(guō) 子(zǐ)(チャオズ)鍋

炒め物、揚げ物、煮物、蒸し物、ゆで物など、幅広い調理法に使用できる。
中華鍋は把手により、片手の北京鍋と両手の広東鍋に大別される。
北京鍋と広東鍋は単に把手の違いだけではなく、鍋の深さやアール
(曲線の径の大きさ)も異なっている。北京鍋はアールが小さく底が深い。
広東鍋はアールが大きく浅めになっている。

铁(tiě) 铲(chǎn)(ティエチャン) 中華ヘラ

炒めものを混ぜたり、油焼きしているものを裏返したり、
材料の形を整えるときに用いる。

菜(cài) 刀(dāo)(包丁)
銅、鉄製、ステンレス製などがある。菜刀は用途によって分類される。
片(piàn)刀(dāo) ピエンタオ (薄刃)

野菜や肉などの薄切りにするときなどに用いる。 刀は薄くて鋭い。
500g程度の重さのものが多い。

切(qiē)刀(dāo) チェタオ (厚刃)

小骨、軟骨などがついた鶏肉をたたき切るときなどに用いる。
刃には厚みがあり重い物が多い。
骨刀 グゥータオ, 斬刀 チャンタオ(骨切り)
骨付きの肉などを切るときに用いる。 刃背が厚く、先は三角形になっており、重さは1Kg前後と非常重い。

砧(zhēn)板(bǎn) チェンバン まな板

中国のまな板は本来、木材を輪切りにしたもので、高さ20〜30cmと厚みがある。木の繊維が垂直に走り、
重い中華包丁のあたりをやわらかく受ける。
木製(奥)のほか、最近はプラスチック製(手前)が普及している。