上海駅雑感

2週間ほど前の日曜日、上海駅に行ってきました。
鉄道好きのパートナーがいるので、駅を見るためだけに行きました。
いつもメインに使う交通機関は地下鉄なのですが、上海駅は高速鉄道が発着します。

まず降りた印象は、正直に言って「怖い」というものでした。
大勢の人がいて、たくさんの話し声が聞こえて、みんな大きな荷物やスーツケースを持っていて、
非常に雑多な感じがしたためです。
日本の上野駅のような位置づけで、たしかに雰囲気も上野と似たものがありました。
地方からきた人がたくさんいる点において、それは顕著です。


これは、駅の横のバスターミナルの様子です。

バスターミナルでも、駅同様、多くのバスが出たり入ったりしていて、やはり大きな荷物を
抱えた人が乗り降りしています。

その様子を見ていると、
「ああ、ここからいろんな思いを抱えて地方に帰ったり出てきたりするんだな」と、
感慨深いものがありました。

駅の改札のところまで行ってみようと思いましたが、
空港で行われているような全身の検査と、地下鉄でも見る荷物検査があったので、
やめました。

私は、中国語の方言はまったく分かりませんが、石川啄木の「ふるさとの訛り懐かし停車場の人ごみの中にそを聞きにゆく」の短歌がしっくりくるような、そういった雰囲気の上海駅でした。

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上海の中国語学
イージーマンダリン(easymandarin)
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日本語スタッフ 山下久実(Yamashita Kumi)
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