鼻音「an」「ang」の区別と発音

中国語を学んだ人が必ずと言っていいほど苦手として挙げる発音が「n」と「ng」である。
イージーマンダリンの生徒さんからもそういう質問をよく聞かれます。

それでは、そんな鼻音「n」「ng」の区別と発音のコツについて解説したいと思う。
よく使われる喩えが日本語の「案内」と「案外」である。
「案内」(アン ナイ)の「アン」は中国語の"an"に、
「案外」(アン ガイ)の「アン」は中国語の"ang"に相当するというものだ。

論より証拠、まずは実際に発声してみてほしい。
「案内」の「アン」では舌が上の歯茎につくと思う。
方や「案外」の「アン」は舌はどこにもつかず、
浮いた感じになっていると思う。

簡単に言ったら、「an」はアンで、 「ang」はアーンです。

ちなみに、中国人でも上海など、
南のほうの人はanとangの区別ができないようです。
彼らは普段方言で話しているので、
標準語は通じればいい程度なのかもしれません。
つまり、この発音がうまくできなくても意味は通じるということです。
でもできたほうがかっこいいですよー。

では、皆さん頑張ってください。